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「Paul Kleeがわからない」
 
 
 パウル・クレーのおわらないアトリエを2011年に見に行ったときの感想は、「まったくわからない」でした。  そもそもパウル・クレーに良い印象を持ってなかった(なんだか、奥さん、おほほほな感じがして)ものの、岡崎乾二郎さんのtwitterを見て、行ってみようと思ったのがきっかけだったのでした。  
  展示会場を熱心に見てまわるものの全くわからない。普段買わないカタログを買いまじめに読み解こうとしても難しい。僕のイメージしていたパウル・クレーの印象とずいぶん違うものでした。  

  それから、もう3年!ぐらいの月日が流れ、今日、池袋のジュンク堂をぶらぶらしてたら、とんぼの本のフェアが行われていて、「パウル・クレー 絵画のたくらみ」という本が目にはいり、購入して読んでみたら、ようやくすこしづつ、紐解かれてきました。  

この本はかなり対談形式でわかりやすい。パウル・クレーの絵画は常にビジョンがあり実践があり結果があるのでその結果がうまくいっている場合と失敗している場合があるのでさらにややこしくなるのではないかと思いました。  黄色と紫の補色を図式化した絵画とか、理屈はわかるがうまくいっていない作品も多いし、パウル・クレーの作品を展示する時この絵はうまくいってませんが、一応展示しますなんて説明がついていたらいいのだけど、その判断はこちらでしなければならないわけで大変です。常に実験現場をみせられてるのを紐解くのは苦労します。しかし、その絵を深く理解した時は、バラバラのパズルが一気に合わさったような気持ちよさがある。    

 昔、恩師の米倉先生がパウル・クレーを見といた方がいいと僕に言ったのだけど、15年かけてすこしわかってきました。15年は長いなあ。  パウル・クレーの絵を見るのはかなり気合いと知識がいることがよくわかりました。とさ。めでたし、めでたし。
 


















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